活動報告(令和3年度) |
春季に続いて、秋季に関しても感染拡大第5波の影響により開催が危ぶまれましたが、幸いにして9月後半から大きく新規感染者数の減少とともに、緊急事態宣言が解除となり、1年ぶりの活動実施となりました。今回は「忠臣蔵」討ち入りの舞台となった両国、吉良邸周辺を訪ねました。今回、初雁会藤沢周平読書サロン進行役の圓山壽和氏(高17回)に企画を頂き、事前にホームページへの寄稿、当日には参加者への資料を準備いただき、大いに盛り上げていただきました。事務局として感謝申し上げます。
10月9日㈯、10時にJR両国駅前に集合した参加者は19名。数日前には大きな地震が起き、電車が止まるという事態があったばかりで、少々不安な面がありましたが、当日は久々の秋晴れでまさに散策日和となりました。
まず駅から程近い回向院へと向かいました。こちらは明暦3(1657)年の「明暦の大火」の鎮魂のために建立された、本所両国のシンボル的寺院。討ち入り後の義士はここで休息をとろうとしたが、開門前だったため入れず、両国橋まで歩いた逸話があります。多くの供養塔がある中で、鼠小僧次郎吉の墓があることも有名です。
そこから徒歩で討ち入りの舞台となった吉良邸跡に向かいました。途中、その吉良邸のあった松坂町の名称がなくならないようにと、昭和7年に建てられた松坂町の石碑を見学しました。
散策会の最後は出発地である両国駅脇にある江戸東京博物館を訪れました。こちらは江戸東京の歴史と文化について、豊富な資料や復元模型をとおして、楽しみながら学べる博物館です。特に圧巻なのは実物大で復元した日本橋です。その他、寛永時代の町人地、大名屋敷、江戸御殿を精密に復元した縮尺模型が展示されています。そのほか模型を使用して、江戸文化を紹介しておりますが、大変興味深く時間を忘れて見入ってしまいました。また改めて観てみたい博物館でした。
そうして一行は出発地の両国駅に戻り、散策会は終了となりました。久々に会員の皆さんのお顔を拝見することができ、大変うれしく思いました。引き続き感染には注意し、今後の活動も実施できるよう希望するばかりです。 事務局 原 宗康(高41回)
〒350-0041
埼玉県川越市六軒町1-3-10 岩堀建設工業株式会社内
copyright©2012 KAWAGOE HATUKARIKAI all rights reserved.